直線 $-x - 2y +5=0$ 上の点の位置ベクトルを $\overrightarrow{p} =(x,y)$ とすると
$y = -\dfrac{1}{2}x + \dfrac{5}{2}$
より
$\overrightarrow{p} = (x,y) = \left(x~,-\dfrac{1}{2}x + \dfrac{5}{2} \right) =\left(0~,\dfrac{5}{2}\right) + x\left(1~,-\dfrac{1}{2} \right)$
よって直線 $-x - 2y +5=0$ は点 $\left(0~,\dfrac{5}{2}\right)$ を通り $\left(1~,-\dfrac{1}{2} \right)$ を方向ベクトルに持つ直線である。
$\left( 1~,-\dfrac{1}{2}\right) = \dfrac{1}{2} (2,-1)$
より $\left( 1~,-\dfrac{1}{2}\right)$ と $(2,-1)$ は平行であるから
$(2,-1)$ も直線 $-x - 2y +5=0$ の方向ベクトルである。