1-3 機械製図で使われる第三角法とは

第三角法とは?

図のように、水平平面と垂直平面を作ったとき、右上から左回りに第一角、第二角、第三角、第四角と名付けています。この第三角に物体を置いて投影する方法を「第三角法」といいます。

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第三角法では、物体を第三角に置いて、手前の垂直面に正面図、上の水平面に平面図、左の垂直面に左側面図を投影します。投影面が視点と物体の間にあり、ちょうどガラスの箱を通して見たような感じになるのが特徴です。

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3つの投影面をそのまま展開すると、第三角法の図面になります。

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第一角法との比較

船舶製図やヨーロッパ諸国でよく使われるのが第一角法です。第一角法では、投影図は視点の位置から物体を通り越して後ろ側の投影面にえがかれます。

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3つの投影面をそのまま展開すると、第三角法の図面になります。

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第一角法と第三角法の図面を比較すると、第三角法の方が、実際の物体と比較した際に各投影図が連続していて見やすいことが分かります。

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