1-4 そのほかの投影法

正投影法

1.2投影法のなかの第三角法で名前だけ出てきた、その他の投影法についてもいくつかご紹介しましょう。物体の正面を投影面に対して平行に置き、平行光線で投影します。この方法では、実際の物体と同じ形、大きさで投影図が得られます。第三角法は、この方法による投影法です。

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軸測投影法

これは、一つの図面で立体を分かりやすく図示する方法の一つです。カタログや取扱説明書のイラストなどでよく見かける方法ですね。軸測投影法には、中心の角度を全て120°にする「等角投影」と、角度が一定でない「不等角投影」があります。

「等角投影」

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「不等角投影」

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斜投影法

軸測投影と同じく、一つの図面で立体を分かりやすく図示する方法の一つです。一つの投影面で表す、全ての投影線が投影平面で90°以外の同一角度で表される平行投影。軸測投影より簡単に描くことができるので、立体の説明によく利用されています。

「斜投影の考え方」

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「斜投影図」

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透視投影法

視点と物体の各点とを結び付け、放射状の投影線によって図形を描く方法で、投影画は視点と物体の間にあります。視点に近い部分ほど大きく現れるのが特徴です。

「透視投影の考え方」

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「透視投影図」

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