3-6 図面の書式 premium 視聴履歴 前の動画 次の動画 製図用紙 製図用紙には、ケント紙、トレース紙、方眼紙、斜眼紙などが使われています。 • 用紙の大きさ 製図用紙の大きさは、JISで決められています。JISでは、A列、B列という2種類のサイズを規定していますが、製図用紙にはA列の用紙が使われます。A0からA4 までの紙を使うように決められています。 紙の縦と横の比は、1: 2になっていて、番号が一つ大きくなるごとに、大きさが1/2になっています。A0を半分に折るとA1、その半分はA2というように、解りやすくなっています。 <紙の縦・横と番号> • 製図用紙の構成 輪郭線:図面の枠 表題欄:タイトルなど必要事項を書き込む欄 部品表:部品を説明する表 ○ 輪郭線 輪郭線を描く場合、用紙の幅からの余白の最小値が決められています。上図<紙の縦・横と番号>の値を覚えておいてください。線の太さは、0.5mm以上です。実際には、たいていの会社で独自の書式を決めているので、印刷済みの用紙を使っている場合が多いようです。 使用する文字 図面に記入する文字には、漢字、かな、数字、ローマ字が使われます。数字とローマ字にはA形書体又はB形書体のいずれかの直立体又は斜体を用い、混用してはいけません。文字は、書体を規定していませんが、読み間違いのないように明確に描くことが大切です。JISでは、文字の大きさが規定されています。下図はJISで規定されている文字の高さです。 表題欄 表題欄は右下に設け、図面の管理上必要な事柄や図面内容に関する事柄などを記入するものです。ですから、以下のような事柄は、どんな表題欄にも必要です。 表題欄の形式や図面番号は、会社によって独自に決められていることが多いので、確認してください。 尺度 表題欄に必ず必要な事柄の一つに尺度があります。尺度には、3 種類あります。 現尺... 実物の寸法と図面の寸法が同じ場合 倍尺... 図面の方が大きく引き伸ばしてある場合 縮尺... 図面の寸法が実物の何分の1 かに縮めてある場合 尺度は、次のようにあらわします。 A( 図面上の大きさ): B( 実物の大きさ) 機械製図に使われる尺度には、原則として次のようなものがあります。どれを使うかは、その場合によって最も相応しいものを選びます。また、どの尺度の場合にも、図面には実物の寸法を記入します。 コメント 製作図 3-1 寸法の表示… 3-1… 3-2 表面性状の指示… 3-2… 3-3 寸法公差… 3-4 はめあい… 3-4… 3-5 幾何公差… 3-6 図面の書式…
製図用紙
製図用紙には、ケント紙、トレース紙、方眼紙、斜眼紙などが使われています。
• 用紙の大きさ
製図用紙の大きさは、JISで決められています。JISでは、A列、B列という2種類のサイズを規定していますが、製図用紙にはA列の用紙が使われます。A0からA4 までの紙を使うように決められています。
紙の縦と横の比は、1: 2になっていて、番号が一つ大きくなるごとに、大きさが1/2になっています。A0を半分に折るとA1、その半分はA2というように、解りやすくなっています。
<紙の縦・横と番号>
• 製図用紙の構成
輪郭線:図面の枠
表題欄:タイトルなど必要事項を書き込む欄
部品表:部品を説明する表
○ 輪郭線
輪郭線を描く場合、用紙の幅からの余白の最小値が決められています。上図<紙の縦・横と番号>の値を覚えておいてください。線の太さは、0.5mm以上です。実際には、たいていの会社で独自の書式を決めているので、印刷済みの用紙を使っている場合が多いようです。
使用する文字
図面に記入する文字には、漢字、かな、数字、ローマ字が使われます。数字とローマ字にはA形書体又はB形書体のいずれかの直立体又は斜体を用い、混用してはいけません。文字は、書体を規定していませんが、読み間違いのないように明確に描くことが大切です。JISでは、文字の大きさが規定されています。下図はJISで規定されている文字の高さです。
表題欄
表題欄は右下に設け、図面の管理上必要な事柄や図面内容に関する事柄などを記入するものです。ですから、以下のような事柄は、どんな表題欄にも必要です。
表題欄の形式や図面番号は、会社によって独自に決められていることが多いので、確認してください。
尺度
表題欄に必ず必要な事柄の一つに尺度があります。尺度には、3 種類あります。
現尺... 実物の寸法と図面の寸法が同じ場合
倍尺... 図面の方が大きく引き伸ばしてある場合
縮尺... 図面の寸法が実物の何分の1 かに縮めてある場合
尺度は、次のようにあらわします。
A( 図面上の大きさ): B( 実物の大きさ)
機械製図に使われる尺度には、原則として次のようなものがあります。どれを使うかは、その場合によって最も相応しいものを選びます。また、どの尺度の場合にも、図面には実物の寸法を記入します。
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