STEP 1 基本回路 解説編

回路図

回路図

皆さんにとっては、初めての回路図だと思います。AC100Vというのは交流(Alternating current)の100Vという意味です。日本では一般家庭で使われています。また、左と右の垂直に伸びた線が電源を表しています。

MCCBは配線用遮断器(Molded Case Circuit Breaker)の略です。これをONにすると、2つの電源ラインがそれぞれ上のラインと導通します。

左のライン上にある長方形とFの記号は包装形ヒューズです。

中央下部にある○に×が描かれた記号がランプです。ここでは赤ランプであることを明示するために、C2(カラーコード2番)という文字を側に描いています。

C2 → 赤 C3 → 黄赤 C4 → 黄
C5 → 緑 C6 → 青 C9 → 白

線上の1と2は線番号です。

ポイント

この回路図では左右それぞれに配線ケーブルを1本使います。交流なので、電流は右から左に流れたり、左から右に流れます。これは1秒間に60回繰り返され、Hz(ヘルツ)で表されます(西日本は60Hz、東日本は50Hz)。これを電源周波数と呼びます。

ランプは定格電源というのが決まっていて、日本で使う場合は定格電源100Vのランプを使います。また、電気機器を使う場合は定格電圧というものがあります。例えばDC12Vのモータを家庭用の電源で使うことはできません。定格には機器を保護したり、電源設備を保護したりするため色々な定格が決められています。