2-1 正面図の選び方

形状や機能から見た選び方

正面図には、部品の形状や機能を最も明瞭に表す面を選びます。これを元にして、平面図、側面図などを描きます。

※テニスやバレーのネット張りの道具です。

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断面図で表すことで、よりわかり易くなっています(2.5 断面の図示)

「良い例」

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「良くない例」

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破線は見にくいので、なるべく避けたほうが親切です。正面図の選び方が悪いと、図面が複雑になったり、かくれ線が多くなったりして、製図能率が落ち、読みにくくなりますから注意してください。

加工方法から見た選び方

製作図では、最も加工量の多い工程を基準として、できるだけその部品が加工されるときの状態と同じ向きに描くと、作業がやりやすくなり、図の見誤りも少なくなります。

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このような円柱状の部品は、旋盤を使って加工します。

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加工するときと同じように、中心線を水平にして描き ます。

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φ150=「まるひゃくごじゅう」または「ふぁいひゃくごじゅう」丸い形状を表す記号。「150」は円の直径。

形状を表す記号

部品の形状を表す記号には、以下に示すようなものがあります。これらは寸法数字と共に使用して、形状を簡単に表し、図形を単純にわかりやすくする効果があります。

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